被災者の命を守る。そのための製品開発に人生を捧げる。

『こんな残酷なことはありません。多くの子供たちや先生方が帰らぬ人となってしまいました。大川小は本当の学びの園でした。理想的な学園でした。子供たちは明るい笑顔で楽しそうに登下校を繰り返していました。子供たちも、教職員も、父兄も、和気あいあいと楽しい学校生活を送っていたのに、大地震と津波によって、一瞬にして破壊の爪跡だけが残されました。神も仏もないと言いますが、本当に、神に裏切られた気持ちです。これからも大地震や津波は必ずやってきますよ。二度とこうした悲劇を繰り返してはなりません。災害から子供たちを守るために何をすべきかを真剣に考えなくてはなりません。地震との兼ね合いで言えば、阪神大地震の現場をつぶさに検証しましたが、また、今回の東日本大震災からも様々な教訓を学び、今後の製品化に結び付けていきたいと考えております。』
今回東日本大震災中の大川小学校は特異なケースとは言えない。日本全国同じような状況下にある教育施設や病院、介護施設は無数にあるからだ。今後、津波の影響だけでなく、台風や長雨によってタイのような水害に遭うケースも出てくるに違いない。そうした場合、緊急時に、避難設備やライフジャケットの着装は必要不可欠となってくる。安全面を考えた装備が必要だ。
東日本大震災中死者内訳:警察庁は24年2月14日までに、岩手県・宮城県・福島県で死亡確認15,850人、行方不明3,282人。


死因   年齢
水死: 92.5%   60歳以上: 65%
圧死・損傷死: 4.4% 40―59歳: 19%
火災による焼死 : 1.1% 20―39歳: 9.3%
死因不明: 2% 20歳以下: 6.7%

又三陸での消防団員251名の壮絶な死。
宮城県石巻市、大川小学校で全校生徒108人中74人死亡、教員13名中10人死亡、数人不明。

改造写真 

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